「Kindle端末って紙の本と比べて何がいいの?」
「Kindle端末にはデメリットってないの?」
こちらの記事では、このような疑問を抱いた方のためにKindle端末のメリットやデメリットについて解説していきます。
私は現在、1日1冊を日課にしており、9割の本をKindle端末で読んでいます。
Kindle端末をこよなく愛している読書家でもあるのですが、もともとは紙の本オンリーで読書をしていました。
そのため、紙の本の良さも熟知しているので、Kindle端末をひいきにアピールすることはありません。
これからKindle端末を買おうか迷っている人の参考になれば幸いです。
Kindleとは
「Kindle(キンドル)」とは、Amazonが展開する電子書籍や電子書籍リーダー、そして関連アプリなども含めたサービス全般の総称です。
「Kindle端末」は、Kindleサービスの中の一商品で、2007年にアメリカで販売を開始しました。Kindle端末と聞くと「黒」のイメージですが、一部の商品だと「白」の端末も販売されています。
Amazonが提供する電子書籍は「Kindle本」と呼ばれ、専用のソフトウェアやアプリの使用により、スマートフォンやパソコンでの閲覧も可能です。
Kindleサービスを使用していると、Kindle Unlimitedと呼ばれるサービスが利用可能となり、一部の書籍が無料で読み放題となる特典もついてきます。
Kindle UnlimitedはKindle端末が無くても、パソコン、タブレット、スマホでKindleアプリ等をインストールしていれば利用できます。
Kindle端末は以下の3種類があります。
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Oasis
※2020年12月現在
各々、機能が異なるのでライフスタイルに合わせてKindle端末を選ぶことができます。
これから紹介する内容はKindleサービスのことではなく、あくまでKindle端末にフォーカスを当てたメリット・デメリットであることをご了承ください。
Kindle端末のメリット
Kindle端末のメリットを紹介します。
持ち運びが便利
Kindle端末の最大の特長は持ち運びが便利ということでしょう。
スマホぐらいに平べったいため、リュックに入れてもかさばらないですし、一つの端末で何千冊、何万冊も持ち運べるのが魅力的です。
Kindle端末の容量や本の容量サイズによって持ち運べる冊数は異なってきます。
参考までにこちらの表を載せておきます。
Kindle端末の容量 | 小説 | ライトノベル | 漫画 |
---|---|---|---|
8GB | 8876冊 | 692冊 | 120冊 |
32GB | 35504冊 | 2768冊 | 480冊 |
図解や絵が多くなると、サイズは大きくなります。
ビジネス書といった活字メインの本なら、容量が足りなくてダウンロードできないということは滅多にないでしょう。
読みたい本がすぐに読める
ネットに繋がる場所で使用すればすぐに読みたい本を購入してその場で読めます。
よく書店に行ってもお目当ての本がないなんてことありませんか。
私はよくあります。
書店で取り寄せることもできますが、それだとまた足を運ばないといけないので二度手間です。
Amazonや楽天市場で本を注文しても手元に届くのは数日後なので、届いた頃には読みたい欲求が低下してしまうこともよくありました。
Kindle端末を利用すれば、「あの本が読みたい!」と思った瞬間に購入してすぐに読み始められます。
旅先のちょっとした待ち時間や公共交通機関での移動中だとかなり便利です。
入浴中でも読める
Kindle端末は防水機能が付いているので、入浴中でも本が読めます。
スマホやパソコンでKindleをインストールしていてもさすがにお風呂に持っていくのは怖いですよね。
Kindle端末なら安心してお風呂に持っていけます。
ただし、Kindle端末の中でも防水機能が付いているのは「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」の2種類です。
入浴しながら本を読みたいという方はこの2種類のいずれかを選ぶようにしましょう。
本を無くさない
読んだ本はKindle一台に全て保管されるので、本を無くす心配もありません。
毎回本を本棚にしまう習慣のある人はKindle端末でなくても心配無用かもしれませんが、時々本棚にしまい忘れるような人だったら本を無くす恐れもあります。
しかも、たとえ本棚にしまっていても本の数が増えてくればお目当ての本を探し出すのも大変です。
Kindle端末なら、検索すれば一発で読みたい本を見つけられるので、本を無くす心配はありません。
過去読んだ本を今すぐ読みたいという方にはKindle端末の検索機能はおすすめです。
Kindle端末のデメリット
続いてKindle端末のデメリットについて紹介していきます。紙の本と比べて劣る部分をメインに解説します。
本に書き込めない
本を読む時に、本に自分の感想を書き込んだり、重要なところをマーカーで引く人にとっては、Kindle端末はフラストレーションがたまるかもしれません。
Kindle端末ではマーカー機能がありますが、感知が悪くてマーカーを引くのに手間がかかったりもします。
それに私も紙の本を読んでいた時は自分の意見やアクションプランを本に書き込んでいたのでKindle端末ではそれができないことに少し残念さを覚えました。
代わりに読書ノートを用意したら、この問題は解決しましたね。
読みたいページをすぐに開けない
紙の本だとページをめくればすぐに読みたかった場所を開けます。
具体的なページ数を覚えていなくても、紙の厚さで感覚的に記憶できるのですぐに開けるのは紙の本の魅力です。
Kindle端末はページ数を指定することはできますが、具体的なページ数など覚えている人は多くないと思います。
辞書的に使うような書籍だとKindle端末は不便といえるでしょう。
速読ができない
私自身、たくさん本を読みたいと思った時に始めに習得したのは速読テクニックです。
速読テクニックは様々にあるので、ぜひ気に入ったものを採用してみてください。
速読テクニックの一例
- フォトリーディング
- レゾナンスリーディング
私が得意とする速読テクニックはレゾナンスリーディングと言われる手法で、この手法は紙の本じゃないとできないものでした。
Kindle端末に移行してからは速読テクニックを使うことなく、普通に読んでいるので、読書に時間はかかります。
ですが、早く読めればいいってわけではないので、読書に時間がかかるのは割り切っています。
Kindle端末はこんな人におすすめ
Kindle端末のメリットとデメリットを踏まえて、Kindle端末は下記のような人におすすめします。
Kindle端末はこんな人におすすめ
- たくさんの本を読みたい
- ほしい本をすぐに手に入れたい
- 入浴しながら本を読みたい
- 旅先でも本が読みたい
逆におすすめしない人は
Kindle端末はこんな人にはおすすめできない
- 紙の本が好き
- 速読がしたい
- 本に書き込みたい
- 友達に本を貸すことが多い
ぜひ、上記の特徴を参考にしてください。
Kindle端末の購入を迷っている人で、「ブルーライトは発しないの?」といった懸念の声がありますが、大丈夫です。
Kindle端末はフロントライトで画面を表示していますが、そこまで強い光ではありません。
睡眠の質を阻害するほどブルーライトは発していないので、夜でも安心して利用することができます。
Kindle端末の種類
Kindle端末は3種類あります。
Kindle Oasis
価格 | ¥29,980 から |
ディスプレイサイズ | 7インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 8GB/32GB |
解像度 | 300ppi |
フロントライト | LED 25個 |
数週間持続バッテリー | あり |
フラットベゼル | あり |
防水機能 | あり |
色調調節ライト | あり |
明るさ自動調整機能 | あり |
人間工学的デザイン | あり |
自動画面回転機能 | あり |
ページ送りボタン | あり |
カラー | ブラック |
接続 | wifi またはwifi + 無料4G |
Kindle Oasisは最もグレードの高いKindle端末です。
人間工学的デザインを採用しており、左右の片側で端末を持てるスペースがあり、持つ側だけ少し厚みを帯びています。
最新機種のため、カラーはブラックしかありませんが、機能性は他のKindle端末と比べてピカイチなので、ゆくゆくカラーのバリエーションも増えてくることが予想されます。
Kindle Paper White
価格 | ¥13,980 から |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 8GB/32GB |
解像度 | 300ppi |
フロントライト | LED 5個 |
数週間持続バッテリー | あり |
フラットベゼル | あり |
防水機能 | あり |
色調調節ライト | なし |
明るさ自動調整機能 | なし |
人間工学的デザイン | なし |
自動画面回転機能 | なし |
ページ送りボタン | なし |
カラー | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ |
接続 | wifi またはwifi + 無料4G(ブラックのみ) |
Kindle Paperwhiteは最も売れているKindle端末です。
人気の理由としては防水機能があって、Kindle Oasisよりも安価である点だと考えられます。
私もこのKindle端末を使っていますが、普通に読む分なら申し分ないです。
ただし、感知がそこまで良いわけではなく、たまにページを進もうとしても戻ってしまうことも起こりました。
そのため、正直なところ、ページ送りボタンが欲しいと思ったことは何度もあります。
Kindle
価格 | ¥8,980 から |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 8GB |
解像度 | 167ppi |
フロントライト | LED 4個 |
数週間持続バッテリー | あり |
フラットベゼル | なし |
防水機能 | なし |
色調調節ライト | なし |
明るさ自動調整機能 | なし |
人間工学的デザイン | なし |
自動画面回転機能 | なし |
ページ送りボタン | なし |
カラー | ブラック、ホワイト |
接続 | wifi |
一番最初に発売されたKindle端末です。安く、シンプルな点が最大の魅力。
容量はそこまで多くないので、月に4~5冊ぐらいの読書ペースの人だったらこのKindle端末で十分でしょう。
Kindle端末で読書を楽しもう
Kindle端末には紙の本にはないメリットがたくさんあります。
私もKindle端末を購入してから数年経っていますが、毎日のようにKindleで読書をしています。
Kindle端末を買ってから後悔したような経験は一度もないので、読書習慣のある人だったら一台持っておくのはおすすめです。
ぜひ、Kindle端末のメリットをふんだんに活かして、読書ライフを楽しんでください。