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【要約】天才たちのライフハック(許成準)の感想・書評

天才と普通の人の違いはなんだと思いますか?

天才が天才たる理由は先天的なものだと思わていますが半分合ってて半分違います。

今回紹介する『天才たちのライフハック』に書かれていましたが、大人の知的能力は先天的なものが60%、後天的なものが40%を占めているようです。

努力によって40%も知的能力を引き上げることができるなら、努力しない手はありません。

世の中の天才と呼ばれるような人たちは先天的な能力に加え、後天的に知的能力を上げてきました。

後天的に知的能力を上げるのに有効な方法は”習慣“です。

『天才たちのライフハック』では、天才たちがどんな習慣を大事にしてきたのかを知れる一冊。

少しでも天才たちに近づけるように天才たちが実践してきた習慣を真似してみてください。

『天才たちのライフハック』要約

『天才たちのライフハック』では天才たちが実践してきた習慣を88個紹介しています。

本の構成は下記の通り。

  • 第1章 集中力を強化するライフハック
  • 第2章 アイデアが湧いてくるライフハック
  • 第3章 仕事の生産性を上げるライフハック
  • 第4章 ストレスに打ち勝つライフハック
  • 第5章 学び、自らを高めるライフハック

古今東西の天才たちが実践してきた習慣を列挙しているだけなので気軽に読めます。

ライフハックの効果を5つのカテゴリーに分けてくれているので、自分が会得したい能力に合わせて、天才たちの習慣を真似していくといいですね。

天才たちの習慣事例5選

本書で紹介されていた天才たちの習慣を5つだけ紹介します。

比較的、どんな人でも実践しやすいものを厳選したので参考にしてください。

スケジュールを5分単位で管理する

アイアンマンのモデルになった実業家イーロン・マスクの習慣です。

イーロン・マスクはスケジュールを5分単位で管理しています。

5分単位で管理ということは、決して5分で一つのタスクを終わらせるといった意味ではありません。

5分では大した仕事なんてできませんからね。

ブログ記事を書くというタスクがあるなら1時間のスケジュールを組み、仕事の合間の休憩なら5分のスケジュールを組み、朝の読書なら25分のスケジュールを組むといった具合です。

5分単位でスケジュールを組むのはけっこう細かいので面倒くさいのですが、時間を細かく区切ることで無駄な時間を過ごさなくなるといったメリットが大きいです。

5分間、1つのアイディアを考える

ソフトバンクの創業者・孫正義の習慣です。

孫正義は毎日5分間だけ1つのアイディアを考えるだけの時間を持っているとのこと。

たった5分間ですが、されど5分間。

孫正義にはこの小さな習慣があるからこそ、次々と画期的な事業を生み出しているのでしょうね。

1つのアイディアを考える際、

  • 毎日5分に限ること
  • 5分考えてもアイディアがなければその日は諦める

といったルールも設けているのだとか。

アイディアを出すことに固執することなく、時間を大切にしていることがうかがえます。

感情を表に出す

アップルの創業者・スティーブ・ジョブズの習慣です。

スティーブ・ジョブズは仕事中でもよく泣いていたという逸話があります。

共同経営者が起業に対して消極的になると泣いたり、感動的な想像をしただでも泣いていたようです。

スティーブ・ジョブズは

「私は度々完璧な純粋さ、純粋な霊魂と愛の中に私がいることを感じる。その時私はいつも泣く」

と話していたこともあり、並外れて豊かな感受性を持っていました。

成功者は自分の感情に正直に生きているとも捉えられます。

子どもっぽいとも思われそうですが、子どものような無邪気な心は大人になっても必要です。

読書で自分の知らない世界に触れる

読書家として知られるビル・ゲイツの習慣です。

ビル・ゲイツは個人の図書館を所有するぐらい本が大好きで、1週間の休暇をとって読書だけの期間を過ごすほど。

読書は、自分の知らない世界を知れるのが素晴らしい点ですよね。

私も1日1冊の本を読む習慣がありますが、読書習慣を身につける前と後とでは、人生の質が180°変わりました。

また、ビル・ゲイツは本の感想を自身のブログに書く習慣もあり、アウトプットを大切にしていることがうかがえます。

ビル・ゲイツが有能な経営戦略を発揮できるのも読書の習慣があるからだと言っても過言ではありません。

本書の使い方

『天才たちのライフハック』は天才たちの習慣をただただ列挙しているだけです。

そのため、人によっては内容の薄い本だと感じるかもしれません。

ですが、こちらの本は辞書みたいに自分が身に着けたいスキルに合わせて習慣を探していくといいです。

 

本書を開いて、自分にもできそうな習慣をそっくりそのまま真似してみましょう。

個々人で生活スタイルが異なるので、天才たちの習慣を全て真似することは不可能です。

しかし、88個も習慣を紹介してくれているので、1つぐらいは自分にもできる習慣はあるはず。

 

例えば、ビル・ゲイツは朝起きたらジムに行って運動してから仕事に取り掛かるといった習慣がありました。

ジム通いの習慣があるサラリーマンの多くは仕事終わりに運動をするのではないでしょうか。

ジム通いの習慣をあえて、朝に持ち込むことによって、天才たちの習慣に一歩近づくことができます。

 

筋トレは夜よりも朝やったほうが効果的だということもあ科学的に明らかにされています。

筋トレ効果は脳の疲労度合いによって左右されるからです。脳の疲労がたまっていない朝の時間帯に筋トレをすることで筋肉増大・ダイエットにより良い効果を発揮するようです。

ビル・ゲイツが科学的根拠に基づいて朝の運動習慣を取り入れていたかは定かではありませんが、どうせ運動をするのなら朝にやったほうがお得ですよね。

 

私は夜にジョギングしていたので今後は朝にジョギングの習慣を取り入れていこうと心に誓いました。

ぜひ本書をとって、一つでも天才たちの習慣を真似してみてください。

まとめ

  • 『天才たちのライフハック』は88個の習慣が紹介されている
  • 一つでも習慣を真似してみるといい
  • 身に着けたいスキルに合致した習慣が見つかりやすい

こちらの本は一冊手元にあるだけで習慣化のモチベーションが上がります。

習慣の事例を列挙しているだけということもあるので、辞書をひくように読めば読みやすいです。

そのため、電子書籍との相性はあまり良くありません。

こちらの本に関しては、紙の本での購入をおすすめします。

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